精油(エッセンシャルオイル)の基礎知識  Aromatherapy

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アロマテラピー発祥の地、フランスでは、精油を医療に活用した『メディカルアロマテラピー』が普及しています。
医師や専門家が、精油の働きを科学的根拠に基づいて、臨床で役立てています。

天然の恵み、植物から抽出された精油を利用するメディカルアロマテラピーの特徴は、
わたしたちの身体に生まれながらに備わっている『自然治癒力』を高めることにあります。

本場フランスでは、健康促進や病気の予防などの自然治癒力向上を目標として、アロマが取り入れられるため、
精油は薬局で処方され『医薬品』と同じく使われ、内服も認められている事が日本のアロマテラピーとは大きく異なります。
また、このようにして治療に役立てられる精油は、原料となる植物の栽培から製造まで、国と欧州連合で厳しく管理されています。

最新フランス式アロマテラピー についてより詳しく>>

このページでは、フランスで一般に使われている精油の基礎知識をご紹介しています。
精油を使いたいけど、何から始めていいかわからない、利用法がいまいちわかならない、
家族みんなをケアしたい、今までいろんな記事や本を読んだけど、
メディカル仕様で本格的なアロマテラピーを活用してみたい方など、、、
今までとちょっと違ったケアや悩みを、解決するためにご参考にしていただけたら幸いです。

   
植物の生命力が、1滴ずつの中にギュッと凝縮されている精油は、
植物の花、葉、樹皮、種子、根、樹脂、樹皮などの器官から抽出される芳香性物質です。
それぞれの植物の持つ素晴らしいその芳香性物質の特性によって、美容や健康に役立てることができます。

フランスでは、精油をひとつの物質の本質、真髄、精髄、生きる力であると考えに基づいて、精油を、
『huile essentielle』=『エッセンシャルオイル』と呼んでいます。

植物組織の内部、または表面で起こる光合成や生合成によって代謝産生される油滴が精油の元となり、
土壌中の元素と太陽のエネルギーをたくさん浴びた植物は、匂いで虫を寄せたり、カビや寄生虫、病気や乾燥、極所から自らを守りながら、繁殖し続ける営みに必要な体力をつけていきます。その植物の生き延びるパワーが込められたのが、精油の本質です。

植物の生息する地域や、土地の条件、環境等によって、精油の品質は大きく異なってきます。

※<上質なオイルを抽出するための条件>『精油を選ぶための8つのポイント』についてより詳しく>>



精油は、大変濃縮された活性化合物のため、医療用目的や美容、マッサージ、香水、料理などに使用する場合は、
正しい知識と使い方、容量を守って、安全に利用することが大切です。

精油 プラナロム

精油の使用例


精油は、それぞれの持つ有効成分によって、幅広い用途で使うことができます。
主な使用法については以下の通りです。

<健康のために>
  • ・ケガ、切り傷
  • ・打撲、ひねり、腱鞘炎
  • ・虫刺され
  • ・皮膚トラブル (アトピー性皮膚炎、火傷、できもの、にきび、ヘルペス、、
  • ・ウイルス性・真菌性感染症(風邪、気管支炎、胃腸炎、ヘルペス、いぼ、、、
  • ・細菌性(膀胱炎、狭心症、喉頭炎、気管炎、咽頭炎、、、)
  • ・真菌性(皮膚炎、口腔真菌症、、、)
  • ・寄生虫
  • ・頭痛
  • ・関節痛・リウマチ
  • ・筋肉痛
  • ・腰痛、ぎっくり腰
  • ・循環器系(痔、脚のむくみ、、、)
  • ・免疫調整
  • ・代謝活性
  • ・ホルモン調整
  • ・リンパ系
  • ・消化系
  • ・脳活性

<精神のために>
・リラックス
・バランス調整
・鎮静
・腹痛
・不安
・睡眠促進
・強壮
・調和
・うつ
・集中力向上
・活力向上
 
<美容のために>
・スキンケア
・頭皮、ヘアケア
・皮膚細胞再生
・皮膚の保護
・火傷、日焼け
・皮膚のかゆみケア
・痩身、セルライト除去
・抑汗性

 

<暮らしのために>

・虫除け (蚊、ダニ、害虫、、、)
・空気洗浄 (タバコ、トイレ、車、、、)
・ハウスキーピング
・料理、お菓子作り
・香水作り
・ペットのケア など…



アロマテラピー


 
  

精油の主な使い方


精油は、皮膚、粘膜、嗅覚、臓器に対して使います。
先ずは、使う『目的』を考えて、使用方法を選びます。

精油は、ハンカチやマスク、ティッシュなどに数滴しみこませて吸う気軽な方法から、
アロマランプやディフューザーなどで拡散して使う方法、
臓器に働きかけることを考えて、皮膚を介して、マッサージする方法、または直接飲用する方法もあります。

塗布、マッサージには、精油はそのまま皮膚に付けてよいものもありますが、通常は『植物油』が必要です。

『植物油』の選び方の説明はこちら>>

<精油の主な使い方>
  • ・塗布 (マッサージ、スキンケア) 
  • ・飲用
  • ・芳香浴(アロマランプ、ディフューザー、マスク、、)
  • ・吸入 
  • ・座薬 (フランスの薬局で使われています)
  • ・湿布
  • ・入浴 (全身浴、座浴)
皮膚に直接塗布できる精油もあれば禁じられているもの、また飲用できるものとできないものもあります。

※詳しい精油の使い方については、『精油のお役立ちヒント』をご参照ください。→


 

精油の一日の投与量例


精油を使う時は、一日当たりの投与量の目安を守ることが大切です。
実践する際にこちらを参考にしてください。

 
  • ・塗布(マッサージ) ・・大人精油6滴。子供は2〜3滴まで。混ぜる植物油の量の割合は小さじ1。症状により量を増やす。
  • ・飲用・・・・・・・・・・・・・・精油2〜3滴を1日3回まで。小さじ1のはちみつ、オリーブオイル、角砂糖などに加えて飲む。
  • ・芳香浴 ・・・・・・・・・・・精油4〜6滴。子供は2〜3滴まで。
  • ・吸入 ・・・・・・・・・・・・・精油2〜6滴をハンカチまたはティッシュに。暑い湯を入れたボールに精油を6滴入れて蒸散。
  • ・入浴・・・・・・・・・・・・・・大人1精油10滴、子供は、5滴まで。
 
精油はみんなに使えるの?

すべての人に使えますが、妊娠や授乳中の方、小児、ご高齢者、てんかん疾患のある方には使用できない精油もあるので要注意です。
わからないときは、先ず主治医に相談しましょう。

アレルギー体質で敏感肌の方は、特にパッチテストをすることをおすすめします。

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